ベトナムの会社の様子。何年か居ないと、わからないこともたくさんあるでしょうけれど、染まりきらないから気が付くことも多くあると思います。前に書いたことと重複する部分が多いと思いますが、その点はご容赦ください・・・・・
以上は感じたまま、聞いたままを書いただけです。これから国の、会社の体制、規律を作っていくことでしょう。東南アジアの国々はみなこの「国としてのアーキテクチャーがない、作れていない」ような感じを受けます。中国、韓国、日本などはまがりなりにも、欧米とは違ってはいるもののそれぞれのアーキテクチャー」はあったような、大分ひどいとは言いながらも今もあると思います。
バイクの運転状況はその象徴です。交差点は「イチョウの葉」が4枚むきあったような感じでバイクが広がり交差点から20メートル以内の歩道もバイクが乗り上げていっぱい。立錐の余地がない、と思うようなこの混雑の中を、ビービー警笛を鳴らしながら逆走してくるものもいる。歩道を歩いいているとバイクがエンジンふかし、警笛を鳴らして歩行者をどける・・・運転手は若い女の人やおじさんだったり、普通の生活の中で我を主張して喧嘩するような人にも見えない人々ですが、大勢の流れに乗って少しでも有利に・・・と無意識に行動するのでしょう。チョットしたスキがあれば、バイク、タクシー、バス、トラック・・・なんでも列に割り込みます。不思議なのが、まったく喧嘩は起きない、言い争いもない、割り込まれても・・・
雨が降った直後のロータリーのある交差点は、見ていて飽きないところです。あらゆる乗り物があらゆる方向に向かって、3センチ、5センチとジリジリと進みます。あるタイミングで自動車が列に割り込むとその陰にバイクがワーッと入り込みます。こうやって30分以上も無秩序に、でも整然と???誰もわめいたりせず、無言で、バイクと自動車のエンジン音、警笛音それに激しいスコールの雨音・・・・ここだけをアップしてみると一人一人の人生を想像させるような映画のワンシーンです。
ではまた!あと1回で終わりです。