第10回 オープンセミナー

当セミナーは終了しました。

 

 昨年来、当NPOでも取り上げていますが、FinTechは日本の金融業界でも急速に盛り上がりを見せています。金融機関にとってはFinTechをどのように取り入れるべきか、また、関係するIT企業は自社ITビジネスを浸食されるのか、あるいはビジネスに繋がるのか、戦略と対応を問われています。

 

 今回のセミナーではそのホットなFinTechに焦点を当て、前半は当NPO理事長の島田氏から日本におけるFinTech取り組みの状況や今後の進め方を説明し、後半はFinTechの代表的サービスである「ロボアドバイザー」のウェルスナビ社代表取締役CEOの柴山氏に大所高所の視点からお話しいただきました。

開催の概要

【実施日】   2016年6月21日(火)

 

【会場】    茅場町「鉄鋼会館」 701号室

 

【定員】       80名 

 

【参加費】   無料

 

 

プログラム

18:00-18:05 オープニング

 

18:05-19:00 

       テーマ1:「日本のFinTech、その表と裏」

              1. FinTechブームの裏側と目指すべき方向

            2. 金融機関の取り組みと課題

            3. 日本における金融サービス革新と新しいビジネスモデル

           講師:NPO金融IT たくみs理事長 島田直貴 氏 

 

19:00-19:55 

       テーマ2:「欧米における新しい個人向け金融サービスの潮流と日本の未来」

            1. 欧米と日本の資産運用に対する考え方と比較

            2. 欧米で誕生したロボアドバイザーの経緯と現在

            3. 日本人が抱える潜在的な資産運用の悩み

            4. WealthNaviを立ち上げた理由

          講師:ウェルスナビ株式会社 代表取締役CEO 柴山和久 氏

 

19:55-20:00 クロージング

 

セミナーの様子

 当セミナーにはNPO会員が30名程度とメディアを含め金融機関のお客様や大手・中堅のIT企業の方々など合計100名近い参加で、オープンセミナー始まって以来の最大の盛況ぶりでした。

 今回は「日本のFinTechの行方は?」と題し、当NPO理事長の島田さんとウェルスナビ株式会社代表取締役CEOの柴山和久氏にお話しをしていただきました。

 

 前半は島田理事長から「日本のFinTech、その表と裏」というテーマで多くの金融機関、IT企業がそのブームに乗っている中で、日本における真の「FinTech」はどのようなものなのか、欧米と日本の違い、適切な活用分野、金融機関がFinTechを企画する上での考慮点など具体的な問題解決へのポイントが指摘されました。

 

 後半は柴山社長から「欧米における新しい個人向け金融サービスの潮流と日本の未来」をテーマに、FinTechの代表的サービスである「ロボアドバイザー」を中心にお話しいただきました。

 スタートアップ企業としての課題点である人材不足や資金不足、組織造り、コンプライアンス対応などについてもその悩みや対応策について話していただきました。

 

 今後の日本のFinTechの展開はまだまだ紆余曲折が想定され、当NPOでも継続して注視していきたいと考えています。

 

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