寄稿

会員からの金融ITにかかわる寄稿を掲載します。

会員による調査研究活動の結果や、現在保有する知見、経験を寄稿の形で広く社会に発信することを目的としています。

人工知能進化のインパクト  (2015.12.08)

最近は、ますます人工知能(AI:Artifitial Intelligence)に関するホットな話題が多くなり、金融業界など でもビジネスへの応用が始まっており、まさにAIブーム状態と言えそうである。世界的にもAIに対する期待 感が盛り上がる一方で、「AIにより人間は仕事を奪われるのではないか」といった懸念も話題になっている。  これが過去にあった一時的なAIブームの再来に過ぎないのか、あるいは今回は本当に画期的なブレイクスル ーが実現しそうなのか、現状を検討した上で私見を交えて将来を見通したい。 

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ルールベース・システム概説(2013.01.04)

 日経コンピュータ(2012年3月15日号)で「超高速開発が日本を救う」の特集が掲載された。その中で、BRMSを活用したアプリケーション開発・保守の効率化が取り上げられた。奇しくも筆者は10年前のBRMSの利用経験からシステム開発ツールとしての役割に注目した。すごいスピードでの普及を予想したが、金融業界での利用は停滞している。唯一保険業界では浸透し始めているようである。

 昨今、個人ローン・システムの審査プロセス(含む審査モデル)の見直しの動きを耳にする。そこで、無担保ローン審査への適用イメージを例に取り上げる。

 

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地方銀行IT関連会社の経営動向 アンケート調査報告書(2011.10.26)

特定非営利活動法人金融ITたくみsは、日経コンピュータ誌と週刊金融財政事情誌の協賛を得て、地方銀行(地方銀行協会加盟行および第二地方銀行協会加盟行)の連結対象IT関連会社54社を対象に、経営動向に関するアンケート調査を行った。21社より回答(締切日9月12日)があり、その結果をまとめた。

 

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IT人材育成に関する諸課題と解決の方向性(報告2)連載(2011.09.01)

今回は、地方銀行約30行からのヒアリング・レポートを分析して、IT人材育成に関する課題と解決策を整理してみる。分析対象のレポートは、平成21年秋に開催されたワークショップにおいて、地方銀行のIT部門管理者が提出した現況報告とワークショップの中で参加者が開示した情報や意見を取りまとめたものである。

 

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CIOのミッション 第一章 CIOの生い立ち 連載 (2011.07.27)

CIOという職能は、ある日突然に現れたものではなく電算機時代あるいはデータプロセシング時代(DP時代)といわれた時期から情報化時代そして情報技術時代(IT時代)へと、言い換えるとコンピュータ単体からシステムを如何に利用するか、時代の変遷につれてCIOという職能が要求されるようになった。

 まずCIOの生い立ちを概観し、時代の要請を踏まえた上で今日の経営におけるITガバナンスのポジショニングとCIOの係わり方、その環境の中で今日的なCIOの役割は何かを考察してみたい。

 

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IT人材育成に関する諸課題と解決の方向性 (報告1)連載(2011.06.01)

昨今、地域銀行では、IT人材の量的、質的不足が大きな問題として指摘されている。しかし、過去において、人材が充分だとする時期はなく、常に不足感を抱きながら、50年以上もシステム化を進めてきた。今後も、同じように不足感を抱く状況が続くと考えるのが自然ではなかろうか。そうとはいえ、ここ数年における悲鳴にも近い不足感というか枯渇感は、どこから発生しているのであろうか。過去と同じ方法で、解決に当たれば良いのであろうか?

こうした問題意識から、限られた調査文献と地域金融機関のIT部門管理職の方々から得た情報を元に、我々の経験と知見を加えて、状況を整理し、原因を推測し、解決方法を模索してみたいと考えた。考察の対象は、地方銀行と第二地方銀行の2業態とする。

 

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IT視点からのBI(2011.04.26)

 BI(ビジネス・インテリジェンス)は、適用領域の専門的な知識・スキル、固有のデータ分析技法によって価値を生み出しますが、一つのIT利用分野と見たときに、いくつかの特徴を持ちます。これらはBI利用局面、適用業務領域や分析対象データの特性などとも関係がありBI全般の特徴と言い切れませんが、BIの可能性や方向性に関する参考情報としてご覧ください。

 

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ITガバナンスとCIOの役割(2011.02.01)

 金融商品取引法の内部統制義務化によってITガバナンスの重要性が再認識されている。適正な財務情報の提供だけでなく、IT投資の効率と効果の管理、ITに係わるリスク管理やコンプライアンスも内部統制の対象である。ITガバナンスを確立するために必要な管理の仕組とCIOの役割について考えてみる。

 

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IT業務の外部委託と委託者ガリバナンス(2011.02.01)

 IT関連業務を外部に委託する場合でも、顧客に金融サービスを提供する際の債務履行責任は金融機関にあり、そのサービスの一部である情報システムの適切な開発・運用に関しても管理注意義務がある。また、委託業務に関する財務面からの内部統制も求められる。委託企業にとって、外部企業における開発運用作業や情報システムに対して内部統制を行うことは決して容易くはない。外部委託における発注側のITガバナンスに関して考えてみる。

 

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地域金融機関におけるIT人材管理(2011.02.01)

 地域金融機関においてIT人材に関する問題意識が高まっている。新たな開発案件が減少しているので、この時期に長年の懸案を整理しておきたいということもあろうが、熟練行員の大量退職時期を迎え、残り時間が限られているとの事情もある。経営戦略と同様、選択と集中によるITコア人材の確保、育成が急務である。

 

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技術革新が主導する金融業務改革(2011.02.01)

 情報テクノロジーの金融機関業務への適用の歴史は古く、50年以上前にも遡る。当初は人的労働力の代替が主な目的であったが、その後、経営管理での利用、近年ではマーケティングや犯罪防止など、その適用分野は広がりつつあり、将来的にも様々な場面での利用が期待される。

 IT部門の担当者にとっては、業務改革につながる新技術を見極める目を養うことが一層求められる。イメージ処理技術から見た金融業務改革のあり方について、述べてみた。

 

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金融機関のサービス戦略とIT対応 (2011.02.01)

 金融機関の顧客満足向上運動は一時ほどのブームは過ぎたようだ。表面的な調査と改善施策に終わってはコストを無駄にし、行職員のモラルを下げ、顧客の不満足度を高めるだけとなる。しかし、サービス業としての金融機関にとって、顧客視点でのサービス・レベル評価は極めて重要であることに変わりない。本稿では、個人顧客を想定したサービス戦略とIT対応について論じる。

 

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