第15回 オープンセミナーが開催されました。

 当NPO主催の第15回オープンセミナー「金融デジタライゼーション」というテーマで6月11日(火)に茅場町の鉄鋼会館で開催されました。セミナーにはNPO会員が25名、会員以外を合わせて合計80名を超える方々に参加いただきました。NPO会員以外では、金融庁をはじめ金融機関では日本銀行、メガバンク、地方銀行、保険会社の方々が、IT企業では大手企業から中堅、個人企業まで、また各種研究所やメディア、学生など幅広い方々に参加いただきました。

 

 今回は「金融デジタライゼーション」と題し、前半は当NPO理事長の島田氏から「金融デジタライゼーションの動向」というテーマで話をしていただきました。「最近フィンテックを聞かなくなったが?」、「金融のデジタライゼーションって何?」、「金融庁が強力に推進」、「MUFGのデジタル化戦略」、「英国の新設銀行の許可が相次ぐ」、「データ活用とAI」、「国内IT企業は頼れるか?」など興味ある話題が豊富に盛りこまれた1時間でした。

 

 また後半は「デジタル技術を活用した健康増進型保険と今後の保険サービスの方向性」というテーマで住友生命の岸知良氏にお話しいただきました。保守的と言われる保険業界にあって新しいコンセプトの健康増進型保険「VITARITY」についてその魅力も含め分かりやすく紹介していただきました。

 

 「VITALITY」は「保険」と「ウエルネスプログラム」の組み合わせで、お客様とともに健康を目指す保険で、その商品の仕組みには「特典(リワード)」や「保険料変動」、「目標設定し達成でクーポン獲得」、「アプリやウエラブルデバイスの活用」など今までの保険には無い色々な工夫・アイデアが盛り込まれていました。

 

  セミナー参加者からは「金融機関の最新のIT動向がアップデートされた」、「グローバルな大きな流れの中で業界の方向性をしっかりと掴むことがいかに重要なことかを認識させられた」、「保険会社の新しい取り組み、新しい流れを知ることができた」、「継続してこのようなセミナーに参加したい」などの評価をいただきました。